このたび金剛寺で『心と仏具を磨く時間』を開催いたします。
今回の目的は2つです。
- 自宅の仏具(燭台・香炉など)をピカピカにする(ご自宅に対象の仏具がない方はお寺の仏具を磨くことも可能です)
- 仏具の汚れとひたすら向き合い磨くことで、心の垢を落としていく
当日は住職指導のもと、基本的な仏具磨きの方法を解説し、実践していただきます。
仏具は仏様にお参りするための大切な道具です。『心と仏具を磨く時間』では、仏具のくすみや汚れを一つひとつ取り除き、新品同様の輝きを取り戻していくプロセスを体験していきます。
仏具を丹念に磨きあげるという行為は、自らの心を清めることにもつながると考えられています。
お釈迦様が弟子に伝えた言葉『塵を払い、垢を除く』(※)を仏具磨きを通して実践してみませんか?
仏具が輝きを取り戻すための磨き上げを一心に行うことで、参加される方々の心の垢を落とすきっかけとなれたらと願っております。
- 開催日
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12月15日(日)
10:15~11:30くらいまで
(終了時刻は目安です。早く終わっても、さらに磨いていただいても結構です) - 参加料
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無料
- 服装・持ち物
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磨き粉を使いますので白い服などは避けたほうが良いかもしれません。
手ぶらでお越しいただいて結構です。以下で用意できるものがあれば持参ください。- 自宅の仏具(真鍮製)
- 卓上照明(仏具を照らす用)
- 爪楊枝、歯ブラシなど
- 磨く仏具について
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- ご自宅に真鍮製の仏具があればそちらを持参いただき磨いていただきます。
- 自宅に該当の仏具がない方はお寺の仏具を磨いていただきます。お寺の仏具は初級者向け~上級者向けまで様々な種類がありますので、経験度に合わせてお選びいただけます。
- もし、自宅の仏具が磨いてよいものかわからない場合はお寺にご持参ください。
- 申し込み
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事前に電話・LINE・Instagramを通じて参加申し込みをしてください。
金剛寺で『心と仏具を磨く時間』を開催するのは初めての試みです。これまでも『てらこや』シリーズや『ピアノ法話』などで心安らぐ寺をめざし、どなたでも参加できる催しを行ってまいりました。年末の『心と仏具を磨く時間』も心安らぐ寺をめざした試みの一つです。
年の瀬の忙しい時期となりますが、ぜひご自宅の仏具の掃除を通じて一年の心の垢を落とす時間としていただければと存じます。
なお、同日は9時より高野山阿字観講師である住職指導のもと瞑想を行いますので、よろしければ瞑想から是非ご参加ください。
お釈迦様の弟子にチューラパンタカというものがおり、記憶力が悪かったためお釈迦様の言葉を全く覚えることができず、修行が進まなかった。そこで、お釈迦様はチューラパンタカにひたすら掃除をすることを命じ、その際『塵を払い、垢を除かん』という言葉を繰り返すよう指導した。チューラパンタカはその言葉を繰り返し唱えながら掃除をしていく中で、お釈迦様が掃除をするようにと伝えた本質は、自らの心の中の塵や垢(煩悩)を取り除きなさいという意味だということに気づき、悟りを開くことができたというお話
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